楽なスケジューラ、着実に実現 AI生かし~ビジネスパートナー会 2026~
2026.07.08X3:コンサルタントダイアリーアスプローバ社のビジネスパートナー会が6月10日、東京駅前のミッドタウン八重洲で開かれました。全国から25社77人のビジネスパートナーが参加。生産スケジューラAsprovaの最新情報を共有し、ビジネスパートナー同士の成果や悩みを話し合いました。昨今急速に進歩した生成AIは、スケジューラにも大きな影響を与えており、これをどう活用していくのかが焦点となりました。
機能提供から課題解決へ
冒頭、田中智宏社長は、「弊社のミッションは、最適な生産スケジュールで、ものづくりの喜びと社会の豊かさを支えることです」と始め、ミッション実現の過程として現実的な5年後の『ビジョン5』を提示。「それは、ユーザーもパートナーもAsprovaの検討・導入・運用が楽になることです」と述べました。

具体的な施策として、田中社長は、機能提供から課題解決へという方向性を打ち出しました。「この1年、Asprova Auto MPS、Asprova Auto BatchProcess、Asprova Auto Assemblyなど、業種特化のパッケージ製品を開発してきました。たとえばAuto MPSは組み立て産業向けで、従来の標準ロジックでは難しい大日程・中日程計画や平準化が容易になります」と話しました。

次に田中社長が触れたのは「マスタメンテナンスの楽化」という施策です。生産計画には、正確なマスタデータが欠かせないが、それが難しいという声が強く、具体的な対応策が開発段階にあるとのことです。
田中社長が最後に打ち出したのは「脱個人技、脱職人芸」です。「Asprovaは個人技、職人芸であると言われたことがあります。それでいいのだろうか、と考えました。多くのお客さまに喜んでもらえるために、暗黙知をAIに学習させ、誰もが楽に導入、運用できるようにしたい。パートナーのみなさんからも、どこを楽にしたいか教えてほしいのです。AIの使い方について弊社なりの提案もします」と結びました。
生成AIをどう生かすか
生成AIの活用が、BP会で大きなテーマとなりました。活用策の1つとして、手間のかかる生産スケジューラ導入をどこまで楽にできるか、アスプローバ社員から新製品「Onboarding Pack(オンボーディングパック)」を用いた商談ステップの実例紹介がありました。

Onboarding Packは、SolverにAI営業支援の機能がセットされています。訴求ポイントを瞬時に分析して、お客さまへの提案および客先でのデモの自動生成を支援します。まさにビジネスパートナーのための機能であり、ターゲットは、機械加工、プレス加工など部品製造業です。「提案アプローチを、ヒアリング起点から提案型に変える」「商談・導入に従来必要だった6~10人・月を、3人・月に短縮する」など、飛躍的な変化が期待できるといいます。
お客さまからヒアリングをして、持ち帰って提案するのではなく、初回面談時に「こうしたことができます」と、効果を数量化したレポートを見せるのです。ただし、業種だけの指示でAIに任せると、全部同じになってしまうので、部品まで入れて作ることがポイントです。そして「人による意思入れ」のステップも必要です。AIと人間でキャッチボールを繰り返しながら、進化した提案書を作るのです。
アスプローバ社では、こうした営業活動の他にも生成AIの活用を進めています。たとえば、既存コードを生成AIに読ませて、テスト・改善案を探索するとか、プラグインなどを自動生成できるか、検証を進めています。BP会でも、活用法や疑問点をめぐって、多くの議論が交わされました。

引き続き、懇親会とAsprova Partner Awardの表彰があり、熱心にスケジューラのあり方を語り合う姿が見られました。
コラム編集部
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