生産計画が難しい!なぜ自動化できる生産スケジューラが必要か

2023.04.11A1:生産計画・スケジューリング

生産管理の中で特に重要な業務であり、なおかつ頭を悩ませるのが生産計画です。
「生産計画がうまく作れないし、時間もかかる」といった課題は、大なり小なり多くの現場であるかと思います。

プロスポーツに見る組み合わせ計画の難しさ

生産計画と同様に、プロスポーツの日程計画にも複雑な組み合わせが存在します。

日本のプロ野球の場合は12チームあり、リーグごとに行う総当たり戦です。試合日程を組む際は、対戦チームの他に時間帯や使用するスタジアムなどを考える必要があります。甲子園のように他のイベントで使えない制約条件がある場合、それも考慮しなければなりません。

これがプロサッカー(Jリーグ)となるとさらに複雑になります。J1だとチーム数は18チームまで増え、リーグ戦以外のトーナメントや代表戦も考えなければならないのです。

全試合の組み合わせパターンは膨大な数です。しかも野球と同様に満たさなければならない制約条件も多数存在します。

そのため、Jリーグの日程計画はすでに手作業ではなく、自動作成システムが導入されています。

生産計画におけるAsprova Solverの導入効果

Jリーグの日程計画に自動作成システムがあるように、生産計画にも生産スケジューラが存在します。

プロスポーツと同じく、膨大な組み合わせの中から最適な計画を作成するというのが生産計画を難しくする要因です。

その難題を解決できるのがAsprovaのオプション、Solverです。Solverは以下のような生産計画の難題を解くことを得意としています。

①組立ラインの投入順序を最適化したい
②熱処理炉や槽などの充填率を100%に近付けたい 
③納期遅れせずに、段取り時間を減らしたい
④欠品せずに在庫を最小化したい
⑤塗装ラインの周回数とハンガー取替を最小化したい
⑥納期遅れが無くなるように残業時間を追加したい
⑦基準生産計画を最適化したい
⑧金型や治具を使う工程で納期遅れと段取りを最少化したい

人間がこのような複雑な組み合わせの中から最適なものを選択するのは難しいですが、Solverなら自動で導き出します。概要についてはSolverオプションをご覧ください。


(了)


技術革新や予測不能な外的要因に迅速に対応できるよう製造業務においては、より一層生産プロセス全体の改善と生産効率向上が求められています。 データやデジタル技術を活用し、生産リードタイム短縮や在庫・コスト削減などを実現する製造現場におけるDX推進の一つとして、生産スケジューラの導入がカギとなります。 次のページでは、生産スケジューラ導入によって具体的にどのような業務改善が実現したのか導入企業の事例もご紹介しています。ぜひご参考にしてください。 img_banner_aps
タグ : 生産計画