どこでも使えるAsprovaに~石坂卓さんに聞く
2023.10.17X2:販売パートナーインタビュー株式会社東日本技術研究所のエンジニア、石坂卓(いしざか・たかし)さんに、アスプローバ導入のお話を聞きました。茨城県北茨城市を拠点に、全国の顧客に対応しています。石坂さんのAsprova歴は2017年から。それまで生産管理システムなど豊富な開発経験があり、それらがAsprovaを使いやすくするための方策に生かされています。
プラグインやアドオンに自信
ー 得意技術を教えてください
私は、当初Asprovaの前処理や後処理などで使用するデータをExcelマクロで調整する業務を担当していました。そして徐々にAsprovaでの生産計画やプラグイン開発などに業務を広げていきました。
前処理・後処理を担当することが多かったため、Asprova本体そのものだけでなく、プラグインやアドオンなどの開発や、Excel、データベース、Web連携など、お客さまのニーズに合った設計・開発が得意です。
とくにプラグイン・アドオンに関しては、事例が増えるにつれて社内での技術的な蓄積が進み、導入の効率化や開発の精度が上がってきています。近年では暗号化したWebAPIを通して、データ連携させることにも挑戦しています。これによって、遠隔地の拠点同士であっても、データの受け渡しがネット経由で容易にできます。しかもVPNなどの大がかりな設備の更新が必要ありません。
柔軟なカスタマイズ
ー 導入に際して印象に残った事例はありますか
少し前の話になりますが、エレベータの製造・組立てを行っているお客さまの件です。納期日(製造終了)と出荷日(工場搬出)が一目でわかるよう、ガントチャート上で、それぞれ、目印(▼マーク)を表示してほしいとの要望がありました。
Asprovaの標準機能では、▼マークは、納期(赤)と作業の最早開始日(青)しかありません。そのため、あまり重要ではなかった最早開始日(▼)を出荷日に見立て、見た目・表示内容を変更して対応しました。多少強引な変更だったと思いますが、Asprovaのカスタマイズ機能が柔軟に対応していたため、問題は起きませんでした。
また納期遅れや強制割付、確定済みのところを強調表示してほしいなどの要望もありましたが、このあたりもガントチャートの個別設定などで自由にカスタマイズでき、お客さまにも満足していただけました。
当時苦労した▼マークのカスタマイズも、近く発表されるAsprovaの新バージョンでは、標準で複数設定できると聞いています。お客さまに寄り添って、常に進化し続けているAsprovaに期待しております。
ー これからやってみたいことは
Asprovaのパートナー会社として、より一層活躍できるよう、技術者の増員・体制強化に取り組んでいます。とくに若手の育成に力を入れています。私は北茨城事業所に所属していますが、日立市の本社でも、Asprovaの取り組みに意欲を見せています。本社はパワーがありますので、負けないようにやっていきたいです。
また、ぜひやってみたいのは、Solverオプションです。お客さまの関心が高く、AI的なアプローチによって、段取り最小化、納期遵守を実現したいと考えています。
ー 休日の過ごし方などは
趣味はいろいろあって、今は楽器(アルトサックス)とマウンテンバイクをやっています。北茨城は自然が豊かです。海辺で楽器を演奏したり、山を駆け抜けたり、そんな過ごし方ができます。
(了)
本記事の販売パートナーに相談してみる(株式会社東日本技術研究所)
コラム編集部
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