困ったこと35~過去のやり方に固執して新しいやり方を受け入れようとしない人がいた
2025.05.21A0 生産管理経済産業省が警告する「2025年の崖」、DX化は待った無し!!!
経済産業省は2025年には、国内のDX化推進の遅れが障害となり毎年多額の経済損失が生じると警告しています。DX化の遅れによる競争力の低下は2025年から年間で約12兆円もの経済損失が発生すると試算されています。また、『2025年問題』として団塊世代が後期高齢者となる事で生じる労働人口の大幅な減少は、さらにDX化を待った無しの状況にしているのではないでしょうか?従って、 過去のやり方に固執すると言う社内の問題に留まらず、他社との競争力を維持するための死活問題として捉えるべきかもしれません。
基準を明確し、評価する側、される側共に納得性が重要!!
日本でモデル化してタイ、中国へ展開したニテラ様(旧日本特殊陶業)の事例ですが、国も異なり、価値化も変わる工場への展開では基準を明確化しスタッフに納得性を持たせる事が重要と言われています。従って、過去のやり方の良し悪しを問うのでは無く、今までとは、異なる基準や指標により如何に競争力を高め企業としての存続力を維持するか、導入目的を明確する事で説得性を持たせる事が重要となります。例えば、生産計画のKPI指標としては設備の稼働率や製造リードタイム、段取時間及び計画時間などの効率化が上げらます。これらの指標を導入することで、異なる国や文化の中でも一貫した生産性向上を実現し、企業の競争力を維持・強化することが可能となります。
1on1ミーティングによる課題の共有化及び解決!
また、一度、KPIを提示しても様々な課題が発生し、思うように進まなければ、知らない間に元の運用に戻ってしまう可能性もあります。例えば、定期的な1on1のミーティングにより上司と部下の間で「経験→内省(振り返り)→教訓化→実践(次に活かす)」を繰り返す事で部下に課題を解決させる事により好サイクルを作る方法があります。
1on1ミーティングとは、上司が部下とが1対1で対話をして部下の悩みを改善したり、信頼関係を高める事により、部下の成長を促すためのマネジメント手法の1つとされています。
生産管理手法を統一するメリットを全社で共有
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コラム編集部

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