アメリカ大陸横断自転車の旅 1980/7/13~17

<<戻る| 7/13~17 |次へ>>

DUBOIS

【DUBOIS】





【果てしなく続く大平原~1日300Kmを走る。~】
1980/7/13  
 ロッキー山脈を一気に下る
 Duboisを5時35分に出発する。
道はだいたい下り坂であった。Duboisが2100mぐらいあるから、このあたりは日本でいうと避暑地にあたるところであろう。2時間で30マイルぐらい走れる。
今shoshoniというところのレストランにいる。僕みたいにBarにはいったり、レストランに入ったりするサイクリストはあまりいないのかもしれない。
 きょうはあと7時間ぐらい走れるので70マイルでNatrona 94マイルでCasperの近くまでいける。
 レストランではタダのような金でコーヒーが飲みたいだけのめる。Barによれば地元の人たちと話ができるので好きだ。
 ついに今日は200mls近くも走った。おかげで疲れ果てた。夕飯はたいへんたくさん食べることができた。あしたはEdgemontまで175mlsぐらい走りたい。

 Food:3$ Dinner:6$ 泊:19$ Lunch:6.0$

1980/7/14  
 プールの底がぬけたような大雨
 4:45起床 朝食をとってから出発したのは5:50ごろGlenrockからインターステート25にはいりダグラスでShort Cutをしようと思ったら、それはダートロードだったのでもう一度25に入ってOrisを通りLuskに向かう。きのうから街はガソリンスタンドだけだ。人口は10人前後のところが多く、実際街から街へは50マイルから100マイル以上あるのである。今Luskでにわか雨がふり、CAFEにたちよってコーヒーとパンケーキをたのんで食べたところだ。30分ぐらいで雨はやんだが、これからEdgemontまでは70マイルある。その間は何もないのでキャンプをしなければならないが、空模様が心配だ。
 店にいた人が乗せていってやるといってくれたが、そんなにいそいでいるわけではないので断った。そんな感じで4時ごろ出発した。ビバークの予定で1Lのオレンジジュースとパンをかっていった。雲はわりと遠くの方にあって、ラスカは晴れていた。しかし、だんだんかみなりが鳴り出し、270のJunctionのところで目の前に雷がおちた。さすがにもう走る気をなくして、事故のため捨ててあった車の中にかくれた。雨も降ってきた。なかなか雨はやまない。なんとなく車の中はこわい。雷がおちそうだ。どこにいてもやられそうだ。仕方なく車をヒッチハイクしてLuskに戻ろうかと考えLuskの方へいく道へ出て歩いていたら、急にゴーという音とともに大雨が降ってきた。今まで見えていたはてしない大平原がなくなった。雨しか見えない。思わずワ~とさけんだ。もうどうしようもない。道を歩いていて車にひかれたら大変だと思い、道をはなれ自転車を倒しておいた。これがほんの少しだけ聞いていた大雨かと思った。車ももう通らない。みんなライトをつけて停車してしまっている。それはあたりまえのことなのだ。周りが全く見えないのだから、僕のほうはVi Vi Bagを思い出し、すぐ取り出して中にもぐりこもうとするが、風が強くてなかなかもぐりこめない。やっとはいったかと思うと荷物が心配だ。自転車のほうへいもむしのようにはっていって、ダウンジャケットを中に入れた。これがぬれてしまうと、もしビバークになったときに寒い思いをしなければならなくなるからだ。ゴアッテクスの威力はなかなかのもので外は大雨でも中はかなり居心地がいい。しかし、そんなことをいっているときではない。少し雨が弱くなって車が動けるようになると思わず、車に向かってシュラフカバーの中から腕だけだして手をふっていた。するとすぐに車がとまってくれて中に入るように言ってくれた。びしょぬれのまま車の中にはいって、車がぬれてしまったので、Excuse meを連発して、実際もう何がなんだかさっぱりわからないというか、ぼう然というか。だんだ空が明るくなってきた。一部だけ真っ黒な雲がのこり、あとは真っ青に青い空がみえた。雨がやむとお礼をいって僕は車を出た。ウェアーをきて少しつめたくなった体をあたためたが、まだぼう然として道のわきに立ち尽くしていただけであった。すると若い2人の人がのったトラックがとまってくれ、『どこへいくのですか?』ときくと、ルスカというので自転車ごとのせてもらい中でパンも食べさせてもらった。2人は僕が自分の行こうとする方向と違う方向に向かおうとしているのを知って、へんな顔をしていたが、『僕は自分のこの足で大陸横断をしなければならないんで、ルスカまで一度もどるんだ』というと笑っていた。結局この日はルスカのモーテルにとまり、やけになってビールを3本のみぬれたものの処理をして眠った。

 L:2$ F:4$ 泊:20$ Drink:2$

ルスカではびしょぬれになった僕はクラクションなどはやし立てられた。

1980/7/15  
 Edgemont, Wind Cave

 ルスカをきょうは少し遅く7:00に出発。昨日の分をとりかえそうとまず47マイルを3.5時間ではしり、Edgemontには12:30についた。ここでハンバーガーとコーヒーの昼食をとり、Wind Caveに向かう。途中サイクリストとすれちがい、いろいろ10分か20分ぐらい話をしてわかれる。本当にサイクリストが少ない。かなりのぼりが続き、Hot SpringでFoodsをかい、Wind Caveのキャンプ場に入る。18:00だ。キャンプ場は3$もお金をとられる。きょうは雨もふりそうにないし、キャンプ場のテーブルの下でねるつもりである。

 Food:3.8 L:3.2 キャンプ場:3

SOUTH DAKOTA
1980/7/16
 Mount rush
 4:30におき、寒かったがパンをたべ、日本茶(?)をのんで、5:20に出発。
 ラッシュモアまでは大変、上り下りが激しくて、かなり厳しかったが、45マイルを6時間後の11:30で走り、ラッシュモアのについた。『やった!』という感じである。
 ここで昼食休憩をとり、今度はグレートプレーンズに入る。
 ラヒッドシティーで食料をかい、東へI-90を行く。東から風が吹いてきている。
 なんとかしてWallまでいきたいが、途中またもパンク、4回目だ。
 大きな曲がった釘がささっていた。これでWallまでいく気力はとだえ、Wastaのモーテル12.5$をとる。かなり疲れている。
 プールに入る。なにしろのどがかわくというか、口がかわく、あしたから水に注意しないといけない。

 Food:6$ L:3$ RostCaretなど2.5$ 泊:12.5$

1980/7/17  
 水がない! Wasta,Kadoka,Murdo,Kennebec
 5:30にWastaを出る。KadokaのCafeでサイクリスト3人に会う。ひさしぶりのサイクリストだ。住所と名前を書いてもらう。彼らは西海岸へ向かう。
 朝から向かい風がものすごい、ハンドルの下をずっともっている。それにものすごく暑い、みんながいっていた通りだ。96Fをこえた。水がほしい。水がなくなった。のどが渇く。水はどこにもない、と思いながら水のあるインターチェンジまでいく。
息切れがとまらない。
 牛乳を1Lのみ、カンジュース7upを一本のみさらに水をのんだが、足に疲れがきていてなかなかとれない。ほんとうに水には気をつけなければならない。
 どうやら風はMurdoの8マイルぐらい手前でおさまったが、足の疲れがとれないため、Murdoで長い休憩をとることにする。
 途中でまたサイクリストにあったが、あんな向かい風の中で東へ行くなんて『きみはタフだ』とか『俺の友だちがこの道を東へ進もうとしたが、あまりひどいので途中でひきかえした』とかいっていた。
 風向きがかわったのは一時的で約4時間ぐらいだった。この間に走らなければ距離が稼げない。
 必死に走ってKennebecという街で10$のモーテルを見つけた。

 きょうもたいへんつかれたのでDinnerはたくさんとりたい。

 L2回:6$ Food:2$ 泊:10$ Din:8$





【MOUNTRUSH NAT’L】


<<戻る| 7/13~17 |次へ>>

アスプローバへのお問合せ