工業用/消費者用化学製品・医薬品

基礎科学品

基礎科学品

塗布材料

塗布材料

家庭用化学製品

家庭用化学製品

テープ

テープ

医薬品

医薬品

工業用および消費者用化学製品、医薬品の製造業における生産計画業務は、タンク繰りや原材料の使い切りといった内部要因に加え、原材料の供給不安定性やグローバルな需給バランスの変動、さらには規制強化などの外部要因が複雑に絡み合う難易度の高い仕事です。特に化学製品は原油価格の変動や環境規制の影響を受けやすい傾向にある上に、製品点数の増加に伴う少量多品種生産により生産計画がより難しくなる場合もあります。
こうした中で、生産計画担当者はリアルタイムでの情報収集と分析に加え、コスト効率や在庫管理の最適化といった従来の課題も引き続き重視しなければなりません。柔軟かつ戦略的な生産計画がこれまで以上に重要視されており、変化への迅速な対応力が製品の競争力を左右します。

生産計画業務で抱えている課題

バッチプロセスの
タンク繰り最適化
バッチプロセスのタンク繰り最適化
タンクを使った生産では一度の生産量の最大値と最小値が決まっていることに加えて切り替えのたびに洗浄も必要となるため、計画立案の自由度が低くなり高効率化が難しくなります。
原材料の納入遅れに
伴う急な計画変更
原材料の納入遅れに伴う急な計画変更
サプライヤーの生産トラブルや輸入上の規制、輸送途中のトラブルなどによる唐突な材料の遅れは、対策が難しい問題である上に大きな計画変更が必要となる問題です。
少量多品種生産への対応
少量多品種生産への対応
製品点数の増加は多くの製造業で効率化生産を難しくしている原因の1つです。生産が小刻みになることにより段取り回数が増え、生産コストの増加と生産量の減少につながります。

タンク繰りの最適化で
生産効率最大化と納期遵守を両立

タンク繰りの最適化で生産効率最大化と納期遵守を両立

内部と外部の要因が複雑に絡む化学製品や医療品の生産計画にもAsprovaは柔軟に対応することができます。タンクを使ったバッチプロセスでは配合・調合・貯蔵などの場面においてタンクの上限と下限を考慮した計画を立てねばなりませんが、こうした複雑な制約条件もAsprovaなら問題なく対応することができます。

独自開発した最適化AIであるSolverを組み合わせてご利用いただくことで、ロットサイズやタンクの上下限はもちろん、各品目ごとの納期、および作業者のリソースも考慮して納期を遵守しつつ最も生産効率の高い生産計画を数分から数十分で自動立案できます。もちろん連続生産にも同様に対応しておりますので、工業用/消費者用化学製品・医薬品のあらゆる生産形態に対してご利用いただけます。

  • 共和薬品工業株式会社 様

    生産計画にかかる時間を1/4に短縮してケアレスミスも最小化

    共和薬品工業株式会社 様
    3ロット生産したら設備を洗浄、同じ形の錠剤はまとめ生産、など医薬品特有のルールを含む複雑な生産計画をExcelで立てていましたが、ベテラン社員でもミスが避けられず相当な時間を要していました。この計画業務を効率化するためにAsprovaを導入したところ、当初は30点くらいの計画しか作れませんでしたが、導入支援パートナー様と課題・目標・ルールを共有して導入を進めた結果、計画上のミスを最小化しつつ計画立案の時間が60時間から15時間に減り、納期変更への対処も楽にできるようになりました。
  • 株式会社日本色材工業研究所 様

    基幹システムとも連動した生産計画自動化の仕組みを実現

    株式会社日本色材工業研究所 様
    弊社のバルク製造工程では釜の内壁にバルクが残留してロスが生じます。このロス量は機械ごとに異なるため計画業務ではその違いも考慮せねばならないのですが、Asprovaなら標準機能でこの問題にも対処できました。導入後、約3ヶ月分の生産計画を6分で立案できるようになりました。受注や在庫データ等が基幹システムからAsprovaに渡され、生産管理部門が計画立案を行うことでMRP(所要量計算)が回り、詳細計画が立案されて各チーム担当者に渡されるという自動化の仕組みを作ることができました。
  • デンカ株式会社 様

    製造ラインを見える化して、欠品や在庫過剰を無くしつつ見込み生産ゼロを実現

    デンカ株式会社 様
    効率的な資材発注を目的に始めたAsprovaの導入過程で、受注から製造までの業務フローも見直すことにしました。これまでは工場が在庫を見ながら製品在庫を補充するという業務フローだったのですが、Asprovaの導入をきっかけに営業担当者が生産管理システムにアクセスできるようになり、在庫状況だけでなく製造計画がどこまで進捗しているかという情報まで自発的に確認できるようになりました。この結果、受注から製造までのプロセスを革新することができ、欠品や余剰在庫のリスクも大きく低減できました。
Asprova
直感的な操作感を備えた高機能な生産スケジューラです。リリースから30年以上、世界中の3500以上の最適化と効率化を実現してきました。豊富な機能を標準搭載しておりますので、どんな部品やモジュールの生産計画にもご利用いただけますが、有料のオプションを組み合わせることで更に便利にご利用いただける拡張性にも優れています。
自動車・自動車部品の業界に精通した導入支援パートナーと共に、導入lあら使いこなしまで万全の体制でサポートさせていただきます。
Solver
Solver
100万通り以上の計画案の中から最適な生産計画を自動出力する、独自開発の計画立案AIです。Asprovaへのオプション機能として導入していただく製品で、例えば納期遅れが発生しない範囲で段取り時間を最小化する順序計画を立てるなど、より高度な計画業務の自動化を実現できます。

工程別の使用例

工程別に導入がより簡単なパッケージ製品をラインナップしています。
該当がない場合はAsprova+Solverで最適化された計画結果が得られます。
  • パッチプロセス

    パッチプロセス

    タンク繰りの最適化で生産効率最大化と納期遵守を両立

    バッチプロセスの製造においてはタンク繰りを最適化して最小の設備費と労務費で最大の生産量を実現したいところですが、見込み生産と受注生産の混在に加え、梱包形態と品目点数の多さが高効率な生産計画の策定を困難にしています。
    Asprovaは納期遵守と生産性の向上を両立したバッチプロセスの生産計画策定にも最適です。当社が独自開発した最適化AIであるSolverを組み合わせてお使いいただくとロットサイズやタンクの上下限と各品目ごとの納期、および作業者のリソースを考慮して納期を遵守しつつ最も生産効率の高い生産計画を数分から数十分で自動立案できます。短時間での自動立案は急な需要変動に対する柔軟な計画変更も可能にしますので、常に生産効率の高い計画を維持し続ける事ができます。

  • 在庫

    在庫

    投入順序を最適化して納期遵守と在庫最少化を両立

    納期を守ることは製造業の最も重要な課題の1つです。しかし顧客からの受注は製造リードタイムより短いことが多いため、欠品しないように在庫を持ったり内示を元にした見込み生産が必要な場面も多くあります。こうした状況下で在庫を最少化するのは難しい問題です。実際の受注は内示と異なる場合が多いため受注と同時に計画を立て直さねばなりませんが、複数の製品や顧客から次々に受注が届く中で欠品を起こさず在庫も最少化する生産計画を常に維持するのは至難の業です。
    Asprovaはこのような複数の制約条件を同時に満たす生産計画を自動立案できる生産スケジューラです。最適化AI(Solver)を組み合わせてお使いいただけば100万通り以上の計画案の中から最も適切な生産計画を数分から数十分で立てられるため、納期と在庫の問題を一度に解決できます。

  • 残業時間

    残業時間

    最適な残業計画を自動算出して納期遅れを解消

    納期遅れを解消するために、残業をして稼働時間を増やす事が必要な場合があります。しかし「いつ」「どこに」「どれだけ」の残業を組み込めばよいのかは難しい問題です。使用する機械の制約や残業不可能な曜日など、在業追加時に守らねばならないルールがあったり、追加した残業に合わせて後の工程を組み直す手間なども含めると、最適な残業の追加を手作業で行うのは困難です。
    こうした残業時間を最適化する計画立案作業も、AsprovaとSolverを組み合わせてご利用いただくことで短時間で的確に行う事ができます。日当たりに最大稼働時間の設定はもちろん、残業を追加したい期間も定めた上で残業計画の作成を自動化することができますので、急な納期変更や需要の増加にも的確かつタイムリーに対応できるようになります。

  • 基準生産計画

    基準生産計画

    ムリとムダを省いた平準化生産を実現

    JIT納入を求められる自動車部品メーカーは遅延や欠品が許されない環境です。しかし昨今は少量多品種化の進行によって限られた生産キャパシティの中で複数品目を製造しなければならない場合が増えており、供給の過不足を起こさず、かつ作業負荷を平準化した最適な基準生産計画を立てるのが難しくなっています。
    こうした問題を解決するため、大手自動車部品メーカーの業務ノウハウを元に開発されたのがAsprova Auto MPSです。製造現場の負荷を平準化しつつ、在庫と内示情報を基にどの製品をいつまでにどれくらい生産する必要があるかを自動で計算して計画立案することができます。複数ラインでの生産にも対応しており、基準生産計画の最適化と立案作業の負荷軽減を同時に実現できます。

    対象製品:[S7] Asprova Auto MPS
  • 段取り

    段取り

    納期を守りつつ段取り回数を最少化

    連続生産を優先すると在庫増加やリードタイム長期化により納期遅延が発生し、逆に需要にタイムリーな共有を優先すると段取りの回数が増えて生産効率が下がってしまいます。ゆえに納期遅延を発生させない範囲で段取り回数を最少化せねばなりませんが、昨今増加している少量多品種生産や頻繁な納期調整の要求はこの問題を更に難しくしていると思います。
    しかし、AsprovaとSolverを組み合わせてお使いいただくことでこうした問題の解決を効率的に行う事ができます。納期を遵守できる計画案の中で最も段取り回数を少なくできる最適な計画案を自動で立案することができますので、現場の作業効率を最大化する事が可能となります。

  • 外段取り

    外段取り

    外段取りと投入計画の全体最適化で生産効率を最大化

    外段取りは製造設備や作業を停止しないで行いますので、稼働率を上げるにはなるべく内段取りを外段取りに変えていきたいところです。しかし結果を分析してみると外段取り化をしたのに稼働率が上がっていないという経験はないでしょうか?その原因の1つとして考えられるのが最適化されていない投入順序です。外段取りの負荷や段取り中に製造する品目、作業者や金型の割り当てなどを考慮して投入計画を最適化してこそ外段取りの効果が発揮されます。
    Asprovaは外段取りを考慮した最適な投入計画を立てることにも力を発揮します。最適化AIオプション機能のSolverを併せてご利用いただけば、100万通り以上のパターンの中から外段取りを含めた最適な作業計画を自動で出力することもできます。

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Asprovaはお客様の生産スケジューリングの問題を解決し、効率的で生産性の高い生産計画を立てるためのサポートをさせて頂きます。生産計画に関するご質問やお悩みがございましたらどんな事でも遠慮なくお問い合わせください。専門チームがお応えさせて頂きます。