Ver.12.0.1機能紹介

   1.表示言語のダウンロード機能で、最新の外国語のメニュー、ダイアログの文字列をダ
   ウンロードできるようになりました

メニューなどの表示言語をアスプローバ社のダウンロードサーバからいつでも取得できるようになりました。
これにより、グローバルな言語環境の構築が容易にできるようになります。

このほか、翻訳が遅れていてバージョンが古い言語を使用している場合、以前はプログラムがクラッシュする危険がありましたが、本機能を使用すると、未翻訳の部分は英語で表示され、プログラムのクラッシュの危険はなくなります。
Asprovaヘルプ
 → https://lib.asprova.com/onlinehelp/ja/AS2003HELP00737830.html
 → [付録]-[多言語]-[表示切り替え]  ・・・  HelpNo.:737830

   2.カレンダダイアログで日時・日付を設定できるようになりました

オーダテーブルの納期プロパティなどの日時型のプロパティで使えるほか、カレンダテーブルの日指定プロパティなどの日付型のプロパティで、曜日、期間、複数日付を設定できます。

Asprovaヘルプ
 → https://lib.asprova.com/onlinehelp/ja/AS2003HELP00736050.html
 → [GUI]-[ダイアログ]-[カレンダーダイアログ]  ・・・  HelpNo.:736050

   3.付箋文字列全体が確認できないときのデータチップ表示

Asprova Ver.12.0.0 から使えるようになった付箋機能で、付箋に表示されている文字列が付箋内に納まらず、付箋文字列全体が確認できないときに、付箋の上にカーソルを合わせるとデータチップで付箋文字列の全体を表示するようにしました。

Asprovaヘルプ
 → https://lib.asprova.com/onlinehelp/ja/AS2003HELP00668330.html
 → [GUI]-[テーブル付きタイムチャートウィンドウ]-[共通]-[付箋]-[付箋]  ・・・  HelpNo.:668330

   4.資源ガントチャート上で稼働時間、カレンダの資源量、負荷量を簡単に確認できます

資源ガントチャートの本体部分にマウスを当てると、その資源・日時の資源量や非稼働時間などをステータスバーに表示し、簡単に確認できるようにしました。
カレンダに資源量を設定している場合など、作業が山積みで割り付いていても、資源ガントチャートで簡単に資源量の状態を確認できます。

Asprovaヘルプ
 → https://lib.asprova.com/onlinehelp/ja/AS2003HELP00669000.html
 → [GUI]-[テーブル付きタイムチャートウィンドウ]-[資源ガントチャート]-[資源ガントチャート]  ・・・  HelpNo.:669000

   5.内部関数 MaxValue、MaxObject、MaxObjectIf、MinValue、MinObject、
   MinObjectIf

内部関数にMinValue, MaxValue, MinObject, MaxObject, MinObjectIF,MaxObjectIFを追加しました。
MinValue、MaxValueは、2つの値から小さい方または大きい方を返します。
そのため、「納期と計画基準日時の遅い方」という記述が以下のように書けるようになります。
 MaxValueを使わなかった場合
  IF(ME.LET<project.BasisTime,ME.LET,PROJECT.BasisTime)
 MaxValueを使った場合
  MaxValue(ME.LET,PROJECT.BasisTime)

MinObject, MaxObject, MinObjectIF,MaxObjectIFは、戻り値がオブジェクト型となります。
そのため、末端親オーダの中で開始日時が一番早いオーダ、のような使い方が可能になります。
 MinObject(ME.末端親オーダ,TARGET.開始日時)
Asprovaヘルプ
 → https://lib.asprova.com/onlinehelp/ja/AS2003HELP00741570.html
 → [式の基本・内部関数]-[内部関数]-[最小・最大・総和]  ・・・  HelpNo.:741570

   6.ユーザ登録式を含む設定のXMLファイルのインポート/エクスポートの改良

計画パラメタとスタイルをXMLにエクスポートする時に、ディスパッチングキーやソートキーのユーザ登録式もエクスポートするようにしました。
これにより、他のプロジェクトにXMLインポートした場合、ディスパッチングキーやソートキーがユーザ登録式の名称で表示・選択できるようになります。
これまでは、ユーザ登録式はXMLに含まれていなかったため、XMLインポートした先にプロジェクトでは、式がそのまま表示されていました。
Asprovaヘルプ
 → https://lib.asprova.com/onlinehelp/ja/AS2003HELP00757460.html
 → [ロジック]-[スケジューリングロジック]-[計画パラメタ・コマンド]-[XMLインポート・エクスポート(計画コマンド)]  ・・・  HelpNo.:757460
 → https://lib.asprova.com/onlinehelp/ja/AS2003HELP00743190.html
 → [GUI]-[補足]-[XMLインポート・エクスポート(表示設定・カスタムメニュー・パレット)]  ・・・  HelpNo.:743190

   7.ドリルダウンの閉じ方を改善。親の行を簡単に見つけられます

テーブルでドリルダウンした行をポップアップメニューで閉じる時に、選択された行が展開されていない場合、親の行を基点に閉じるようにしました。
これにより、子の行が多い場合に、親の行を探しやすくなります。
例えば以下のように、割付け中のメッセージが多数出力されていると、該当の作業が割付けられた計画パラメタ名を確認するのも手間がかかりましたが、閉じるメニューを利用すれば、簡単に確認できます。

Asprovaヘルプ
 → https://lib.asprova.com/onlinehelp/ja/AS2003HELP00665000.html
 → [GUI]-[グローバルウィンドウ]-[メッセージウィンドウ]-[メッセージ列ポップアップメニュー]  ・・・  HelpNo.:665000

   8.未来のまとめ期間の出力指図と紐付ける設定を追加

期間まとめを行なった場合、未来のまとめ期間の出力指図と紐付けるかどうかを、品目テーブルの「未来のまとめ期間の出力指図を紐付ける」プロパティの設定で選べるようにしました。

こちらが、「未来のまとめ期間の出力指図を紐付ける」プロパティが”紐付けない”の結果です。
時間関係が逆転するような紐付けは発生しません。
こちらが、「未来のまとめ期間の出力指図を紐付ける」プロパティが”紐付ける”の結果です。
時間関係が逆転した紐付けがありますが、余分な在庫は少なくなります。

Asprovaヘルプ
 → https://lib.asprova.com/onlinehelp/ja/AS2003HELP00776200.html
 → [ロジック]-[自動補充生産]-[期間まとめ生産]  ・・・  HelpNo.:776200

   9.大量データ時のレスポンス高速化

10万作業を超えるデータ量での以下のレスポンスを高速化しました。

  • ウィンドウの再描画
  • ウィンドウの起動
  • スプレッドシート上でセルを選択したとき
  • メニューやツールボタンの表示
  • 式編集ダイアログの起動
  • XMLファイルのインポート、エクスポート時などのBroadcasting処理

【例1】
行数が数百万行を超えるテーブルの場合、行やテーブル全体を選択する場合のツールバーボタンの表示の更新に数分から数時間かかっていたが、解消されました。
【例2】
メッセージ総数が数百万以上の場合、新規メッセージが追加されると表示の更新に1分以上時間がかかっていましたが、数秒で表示が更新されるようになりました。

   10.オートメーションクライアントによるAsprovaの並列起動

オートメーションクライアントからCOMインターフェース ASFApplicationを使ってAsprova.exeのプロセスを並列で起動できるようにしました。
プラグイン情報ダイアログで、機能を有効にするかどうかを切り替えられます。
また、COM SDK(COM トレーニングセミナ 基礎編 (PlugIn Basic.pdf)) に開発手順や注意事項などの説明があります。
COM SDK
 → COM トレーニングセミナ 基礎編 (PlugIn Basic.pdf)
Asprovaヘルプ
 → https://lib.asprova.com/onlinehelp/ja/AS2003HELP00737900.html
 → [GUI]-[ダイアログ]-[PlugIn情報ダイアログ]  ・・・  HelpNo.:737900

   11.Windows Server 2012 R2対応

Windows Server 2012 R2に対応しました。
Asprovaヘルプ
 → https://lib.asprova.com/onlinehelp/ja/AS2003HELP00002000.html
 → [動作環境]  ・・・  HelpNo.:2000