問題解決型計画更新

サプライチェーンを実施するにあたつて、設備や人の能力、材料入手のタイミング、需要の変化など、いろいろな問題が発生する。その問題を解決して、どのように計画を更新するかが重要になる。


 プランニングシステムで、月次や週次のタイムバケットによる間歇的計画から、日次または状況に応じて計画を随時更新しなければサプライチェーンは同期化できない。需要の状況変化には、設備や人の能力の変化、材料入手上の問題発生などいろいろある。需要上の状況変化とは、MTS(メイクツーストック:見込生産)などのように、需要予測に基づいてサプライの計画(手配)をする場合には需要見込の変化であり、MTO(メイクツーオーダー:受注生産)の場合には、納期や納入先、あるいは数量の変化やキャンセルなどが含まれる。
 サプライチェーンのプランは、リードタイムが最小になるように、全体を同期化させるための各リソースのオペレーションスピードや、開始時点を決定することである。サプライチェーン上のリソースや材料に関する状況変化によって発生する問題には、需要データ(オーダーデータ)と供給データ(能力や材料)の間のミスマッチがある。
 最新のプランデータでは、オーダーに対するサプライが納期遅れになっていたり、一方で納期を固定すると能力不足になったり、材料不足になったりする。プランニングシステムにはすべてのオーダーに一律のプライオリティが最初からあるわけではない。重要顧客の重要案件など、つぎの商談にも大きく影響するため、最優先でサプライプランに対処しなければならないものもあろう。したがって、これらのウェート付けされた問題認識を、プランニングシステムでどのように扱うかが課題になる。
 いずれにしろ、タイムバケットのない連続的プランニングのためには、デマンドに対するサプライプランの問題をどのように認識するか、それをソフトの表示(GUI)方式でどのように設計するか、どのように問題解決をして、計画更新につなげるかなどが重要である。その方法としては、コンピュータを使って自動的に解を求めるか、プランナーの経験や判断を取り入れながら計画更新するかなど、いろいろ考えられる。
 デマンドとサプライの同期化を阻害しているリソース能力と、材料と詳細レベルでの非同期化現象を案件(オーダー)別に問題として表示し、プランナーの判断を反映させながらリアルタイムで計画を更新するという仕掛が重要である。

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