導入検討ガイド


生産スケジューラの導入検討フェーズ(契約前)のガイドです。

生産スケジューラを導入しようとお考えのお客様が、実際のシステム導入前に、
導入範囲の決定やソリューション、導入パートナー選定などを行うためのガイドです。

また、本ガイドはAsprovaの基本機能をご理解いただいていることを前提としております。
機能自体に関しましては、無料紹介セミナ、製品体験セミナ、プロトタイプ体験コース、実践トレーニングセミナの受講をお薦めします。

お客様の導入プロジェクトの形態は千差万別ですが、おおよそほとんどのケースにおける共通の手順を記しております。
必ずしもこの手順どおりに進めなければならないわけではありません。

生産スケジューラ導入の成功の秘訣は以下です。

  1. 導入の目的・目標を明確にする
  2. 自社の計画要件に適合した生産スケジューラを選択する
  3. 経験豊富な導入パートナーを選択する(自社導入の場合不要)
  4. 現実と理想の中間でシステム化する
  5. 導入の優先度を付けて最小限の導入を行い(ステップ導入)、その後計画範囲の拡張や機能拡張(スパイラル導入)を推奨します。

【導入検討プロジェクト】

  1. 導入検討期間 1ヶ月から3か月(大規模では半年程度)
  2. 検討体制   計画担当者、生産管理、製造部門、システム担当者
    (規模により、SCM関連部門、営業部門、購買部門、物流部門など)

これらは、導入検討フェーズ(契約前)で判断することを推奨します。

導入検討時のステップ例や検討時に役立つ情報をナレッジセンター(要会員ログイン)でもご覧いただけます。

Step 内容 ポイント 参考情報
現状把握(As Is)

  1. 現状の計画業務の課題を洗い出す
  2. 課題を要因別に具体化する
  3. 計画業務に関連する情報を整理する
  4. 経営方針、事業戦略を確認する
  5. 外部環境の変化を確認する
  6. スケジューラの機能概要を把握する
  1. 課題に優先順位を付ける
  2. 経営層・他部門からのヒアリング
  3. マスタデータの有無と精度
  4. 既存システムの課題
導入検討チェックシート(現状把握)
無料紹介セミナー
目標設定(To Be)

  1. 導入目的の設定
  2. 業務改善目標の設定
  3. スケジューラの利用範囲の明確化
  1. スケジューラは支援ツール
  2. 実現可能な目標を設定する
導入検討チェックシート(目標設定)
プロトタイプ

  1. スケジューラの機能を習得
  2. プロトタイプの作成
  3. 目標に対する実現性の検討
  4. スケジューラ利用の課題検討
  1. 計画・実行・実績の確認
  2. 操作性の確認
  3. 計画要件の洗出し
  4. 運用要件の洗出し
  5. 計画担当者による確認
  1. 導入検討チェックシート
    (プロトタイプ・評価)
  2. 製品体験セミナー
  3. 自動プロトタイプ作成サービス
  4. プロトタイプ体験コース
  5. e-Learning
  6. 無料体験版Asprova
  7. プロトタイプ作成支援[無料/有料]
トライアル
(複雑な計画要件や大規模案件時に実施)

  1. 業務運用を想定して検証する
  2. 主要な計画要件を検証する
  3. システム要件を検証する
  1. 業務シナリオの検証
  2. 異常処理の検証
  3. 実現性の評価
  4. 標準機能での検証
  5. 計画担当者による検証
  6. システム要件の確認
  1. トライアルセット[有料]
  2. プロトタイプ作成支援[有料]
  3. 実践トレーニング[有料]
システム化検討

  1. スケジューラの利用範囲の決定
  2. 他システム連携・周辺開発内容の決定
  3. 投資効果の算出
  4. 要求仕様書の作成
  5. ソリューションの決定
  6. 導入パートナーの決定
  1. 投資効果の算出
  2. 開発を最小限にする
  3. 関係者への根回し
  4. スパイラル・ステップ導入
  5. パッケージの選定
  6. 導入パートナーの選定
  1. 導入検討チェックシート
    (システム化検討)
  2. 販売パートナー一覧