プレス機やマシニングセンターなど、作業をするときの主たる資源を主資源と呼びます。それに対して、主資源につく、人員や金型、工具などを副次的資源を副資源と呼びます。主資源と副資源は、本質的な違いはほとんどありません(※1)。主資源に人員を指定してもよいのです。

製造BOM(Ver.3以前では統合マスタ)で、主資源、副資源が前段取り、製造、後段取りで、占有する時間を指定します。この指定により、内段取りや外段取りなどを指定できます。

主資源、副資源

特に、人員コスト削減は大きな経営課題です。人員のスケジュールを作成することにより、マーケットの変動に対して、工場内の人員がどのくらい必要なのかの未来が見えてきます。結果として、例えば、来月のパートさんの人数を前もって調整するなど、先手を打つことが可能となります。

(※1)
旧ASPROVAでは、以下の機能は、主資源ではできるが、副資源では不可能でした。
①副資源を炉資源として扱う
②副資源を指定して前後依存の段取り時間を設定する
③副資源上で、資源量に応じて割付ける
④副資源上での作業の並び順を最適化する (最適化ロジックオプション)

現在のAsprovaでは、副資源でも上記機能は可能となりました。