千代電子工業株式会社 様

千代電子工業株式会社は1,200品種以上のユニットを資材調達から実装・組立・修理まで一貫対応する現場力を持ち、Asprova導入により、属人化の完全解消と現場連携の進化を実現。18種の割付ルールをシステム化し、意思決定の迅速化、既存システム連携による計画と実績ギャップの見える化を可能にしました。
導入成果として計画作成時間80％削減、生産性12％向上、全員参加型の意思決定を実現し、Asprovaは工場の「頭脳」として現場力を支え続けています。「リードタイム削減」「見える化」「効率化」「標準化」・・・に加え、現場とデジタルの融合による未来創造を目指す事例です。

千代電子工業株式会社 本社：鳥取県八頭郡智頭町智頭1861番地1　 工場：5拠点（本社第一・本社第二・上町・鳥取・鳥取南工場） 創業：1964年 資本金：30百万円 事業内容：プリント基板製造および精密機器の完成品組立・修理 取引先：グローリー株式会社および関連会社3社 　　　　株式会社島津製作所 　　　　ダイヘン産業機器株式会社 　　　　岡本無線電機株式会社

我々のミッション、「モノづくりでミライへなが～く貢献」を追い求めるべく、1964年誕生、一歩一歩、地道な努力によるモノづくり進化を重ね、高質な製品とサービスの継続的な提供に挑戦し続けています。 鳥取県内に5つの工場を有し、医療先端品や化学・公共・交通等、1,200品種以上にのぼる多品種のユニット、かつ、最大部品点数1,944点のユニットを、資材購買から・基板実装・PCB組立・完成組立・修理のフルプロセス、および、試作含むフルサポート、かつ、全社員の協働で、お客様のQCDSE要求に応え続け、国内外の利害関係者の発展に貢献できるよう努力し続けています。

過去から現在にわたり、改善取り組みを継続的に推進、全員の創意工夫で、プロセス統廃合・標準作業進化・IT化・自動化を行い、生産性や品質の向上に努めてきました。 しかし、昨今の不確実な外部環境において、よりタイムリーかつ高確度なモノづくりが求められ、情報共有→共通認識→一体行動に限界を感じざるを得ない状況でした。 そこで、社内で培ったツールを活かしつつ、Asprova導入によって、後戻り無く・高速回転し続ける 「PDCASプロセス」 の進化に挑戦する運びとなりました。

千代電子工業株式会社　基板製造統括部 本社製造一部　岡部長

1.脱属人化 以前は、生産計画の立案に多くの時間を要し、設備や人員の状況に応じた調整が困難で、属人化が課題でした。 Asprova導入により、瞬時に最適なスケジュールが立案可能となり、タクトタイムなどのマスター精度も向上。負荷状態が可視化され、現場が連携しながら動的に機能する体制へと進化しました。

千代電子工業株式会社　基板製造統括部 本社製造一部　本社実装グループ　山根担当

2.即感迅決（即時・直感・迅速・決断） 現場目線で設計・洗練された操作性により、誰でも直感的に使えるAsprova。顧客・生産機種・工法など、18の割り付けルールをシステム化し、その条件を即座に反映したスケジューリングが可能です。更に現場とのリアルタイム連携により、選択・判断・行動のスピードが格段に向上。生産現場の意志決定を、よりスマートに！より迅速に支援します。

千代電子工業株式会社　技術統括部 システム開発室　上原室長

3.連携可視（連携と見える化） Asprovaは、既存の資材購買や実績収集システムと連携し、生産計画と実績のGAPを可視化。潜在的な課題を浮き彫りにし、生産性向上に貢献します。 今後は工場全体への展開を通じ、より高度な判断が可能な環境づくりを目指します。

導入効果は絶大でした。計画作成時間80％削減し、生産性も12％向上。 何より、生産計画と実績のGAPが「見える化」されたことで、全員が同じ情報をもとに判断できるようになりました。これは、会社全体の大きな財産です。

「変わらなきゃ！」を原動力に、千代電子工業は、現場とデジタルの融合で、モノづくりの未来を創造します。 Asprovaは、私たち工場の頭脳として、日々進化する現場力を支え続けています。

＊ 取材日：2025年10月6日
＊ 取材企業：パナソニックFSエンジニアリング株式会社・パナソニックコネクト株式会社
＊ 記載の担当部署は、取材時の組織名です。