射出成形工程の生産スケジュール

2022.09.07A1:生産計画・スケジューリング

射出成形のコラムの
 生産スケジューラを使用した、射出成形のスケジューリングを解説
では、射出成形工程および射出成形工程のスケジュールでの課題とその概要が書かれていますが、そこで、ここでは具体的に生産スケジューラでスケジューリングすることをかんがえてみます。

それには、データを設定してプロトタイプを作成することで目にみえるようになりますので、理解を深めやすいですが、どのように進めていけばよいでしょうか。

射出成形工程のプロトタイプ

はじめから、たくさんの品目や機械や金型、製造オーダもいっぱい設定して試したい、という気持ちになるかもしれません。でも、プロトタイプを作るときには、まずはデータ量も課題も絞り込んで小さく始めると良いです。

そこで、基本的な要件として以下を取り上げます。
・成形機の台数よりも品目ごとの金型の数が少ない場合、金型の数を制約にする必要がある。
・成形機の射出圧力に応じて対応可能な金型が決まる。
・金型を変えるときには段取り時間がかかる。

これら以外にも要件はありますが、基本的なところから始めることで、データの収集や設定の仕方について理解度を高めれば、より複雑にしていくときにも、データ量を増やすときにも、役に立ちます。

生産スケジューラで射出成形工程のスケジュールを作る

ただ、「どんなデータが必要なの?」と迷ってしまうことがあります。

そこで、基本データについては、入力しやすいように専用のExcelを用意した例があります。
Excelにサンプルで入力された情報をお手本に自社データを入力すれば、プロトタイプが作成しやすいので、ぜひお試しください。

Excelファイルと、そこに設定する手順は、ナレッジセンターの記事
 射出成形工程の生産スケジュールをしたい
でご覧いただけます。

技術革新や予測不能な外的要因に迅速に対応できるよう製造業務においては、より一層生産プロセス全体の改善と生産効率向上が求められています。 データやデジタル技術を活用し、生産リードタイム短縮や在庫・コスト削減などを実現する製造現場におけるDX推進の一つとして、生産スケジューラの導入がカギとなります。 次のページでは、生産スケジューラ導入によって具体的にどのような業務改善が実現したのか導入企業の事例もご紹介しています。ぜひご参考にしてください。 img_banner_aps
タグ : 射出成形工程