JIT生産とニンベンのついた自働化

2021.03.02生産管理

JIT

製造現場におけるムダをなくし、生産効率を高めるトヨタ生産方式は、日本のものづくりに大きな影響を与えました。

ここではトヨタ生産方式の概要と、その2本柱である「ジャスト・イン・タイム(JIT)」と「ニンベンの付いた自働化」について解説します。

 

トヨタ生産方式とは

トヨタ生産方式は、トヨタ自動車が独自に考案した工場における生産の手順や方法、考え方です。

1940年頃に骨子が考案され、その後も時代の変化と共に改善や追加が行われてきました。

トヨタ生産方式の中心にあるのは、ムダを徹底的になくし、造り方の合理性を追い求める思想です。

加えて、注文された自動車をより早くユーザーに届けるために、最も短い時間で効率的に生産することも目標に定められています。

トヨタ生産方式には多くの特徴がありますが、中でも大きな柱とされているのが「ジャスト・イン・タイム(JIT)」と「ニンベンの付いた自働化」の2つです。

 

ジャスト・イン・タイム(JIT)

ジャスト・イン・タイム(JIT)生産

ジャスト・イン・タイム(JIT)は、ムダをなくして「必要なものを」「必要なときに」「必要な数だけ」生産・供給する仕組みです。

このシステムを導入することで、現場のムダ・ムラ・ムリがなくなり、生産効率を高められます

 

ジャスト・イン・タイムには以下の3原則があります。

 

・後工程引き取り(後工程に必要なものを、必要なだけ前工程から引き取る)

・工程の流れ化(工程間で製品を停滞させない・後戻りさせない)

・タクト調整(生産する数によって、事前に製品をつくる際にかける時間を決めておく)

 

また、ジャスト・イン・タイムを実践するために有用な「かんばん方式」もよく知られています。

ここで言う「かんばん」とは、部品納入の時間や数量を書いたボードのことです。

後工程で部品を使用すると、前工程へかんばんを送ります。

前工程はかんばんが届くとその内容に従い、使ったぶんだけ部品を製造して後工程の在庫を補給します。

こうすることで工程間の仕掛在庫(製作途中の在庫)を最少化することができます。

 

ニンベンの付いた自働化

自動化

人の作業を機械に置き換える一般的な自動化に対し、人の働きを機械に置き換えるのが、”動”の字にニンベンが付いて“働”となった「自働化」です。

通常の自動化は単に機械が自動で動くだけの仕組みですが、「自働化」は機械に善し悪しを判断させる装置をビルトインした仕組みです。

自働化では、機械に異常が発生するとそのことを検知して自動的に機械が停止します。

また、ラインや工程の異常、品質の異常を発見した場合にも停止することが可能です。

この自働化により、人間は機械を常時監視する作業から解放され、省人化することができます。

また、品質異常を検知し製造を停止するため、不良品数を抑えるという面でも効果的です。

さらに、自働化のために品質・設備・ラインの作り込みを行うことで、潜在的な問題点をあぶりだせるメリットもあります。

品質や設備などに対して関心を向けることになるため、品質管理の意識向上にもつながります。

 

おわりに

以上、トヨタ生産方式「ジャスト・イン・タイム(JIT)」と「ニンベンの付いた自働化」について説明してまいりました。

ご説明した内容を簡単にまとめると、

トヨタ生産方式とは、トヨタ自動車が独自に考案した工場における生産の手順や方法、考え方です。

 

ジャスト・イン・タイム(JIT)とは、ムダをなくして「必要なものを」「必要なときに」

「必要な数だけ」生産・供給する仕組みです。

 

また、ジャスト・イン・タイムには以下の3原則があります。

 

・後工程引き取り(後工程に必要なものを、必要なだけ前工程から引き取る)

・工程の流れ化(工程間で製品を停滞させない・後戻りさせない)

・タクト調整(生産する数によって、事前に製品をつくる際にかける時間を決めておく)

 

ニンベンの付いた自働化は、人の作業を機械に置き換える一般的な自動化に対し、人の働きを機械に置き換えることを指します。

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