ライン生産方式・セル生産方式の違いとは

2021.01.14生産管理

ライン生産

ライン生産方式とは?

セル生産方式とは?

ライン生産方式とセル生産方式の違い。

ライン生産方式とセル生産方式 それぞれのメリット。

以上をご説明します。

 

ライン生産方式とは

ライン生産方式とは、生産ライン上にある各作業ステーションに作業を割り付け、ライン上を品物が移動するにつれ加工が進む生産方式のことです。

ライン生産方式では、流れ作業により製品が完成していきます。

流れ作業により、効率的に数多くの製品をつくることができるため、小種多量生産に向いた生産方式だと言われています。

イメージで考えてみると、ライン生産方式がどのような生産方式なのかが分かりやすくなります。

 

ライン生産方式のイメージ

ベルトコンベヤーの上に、多くの半製品が規則的に並んでいます。

そのベルトコンベヤーに沿って、作業場があります。

作業場では、それぞれの作業者が半製品に部品を取り付けていきます。

これによって、半製品がベルトコンベヤーを流れ終わるころには、完成品ができあがっているというわけです。

 

セル生産方式とは

セル生産

直線状のベルトコンベヤーの上を製品が流れるライン生産方式とは違い、セル生産方式ではL字型やU字型のラインを使用します。

 

ライン生産方式よりも、少人数で作業を行うことも特徴の一つです。

 

グループで行う「U字型ライン生産方式」・「分割ラインセル生産方式」

一人で行う「一人屋台方式」と「巡回方式」

などがあります。

 

グループで行う U字型ライン生産方式

文字通り、U字型の形状をとる生産方式です。

U字型やL字型などの形状をとることで、直線状よりも一人の作業者に割り付ける作業の組み合わせが豊富になることがメリットです。

数人の担当者が、それぞれ複数の工程を受け持ち作業を行います。

作業者が後ろを振り返れば、別の工程の作業にすぐに取り掛かることができるというメリットがあります。

 

グループで行う 分割ラインセル生産方式

ベルトコンベヤーを使わず、作業者同士が手渡しで半製品を受け渡しする生産方式です。

 

一人で行う 一人屋台方式

屋台と呼ばれる一人用の作業ステーションで、一人ですべての生産を行うのが一人屋台方式です。

 

一人で行う 巡回方式

作業者が自ら仕掛け品を運びながら、すべての工程を巡回するのが巡回方式です。

 

ライン生産方式とセル生産方式の違いとメリット

ライン生産とセル生産

 

ライン生産方式とセル生産方式の違いは、大きく「業務内容」・「作業場所」・「人数」・「ロット」の4つです。

それぞれどのような特徴があるのかを、メリットとともに見ていきましょう。

 

ライン生産方式

業務内容:少ない

作業場所:ベルトコンベヤー前の所定の位置

人数:多い

ロット:少品種多量生産向き

 

ライン生産方式のメリットは、「スキルの教育コストを抑えることができる」ことです。

各人員が決められた作業を行うため、教育コストはあまりかかりません。

また、ラインは一定速度で稼働を続けるため、生産量が正確に把握できる点もライン生産方式のメリットです。

 

セル生産方式

業務内容:多い

作業場所:所定の位置、もしくは適宜移動

人数:少ない

ロット:多品種少量生産向き

 

セル生産方式のメリットは、「生産ラインを止めることなく、多品種少量生産をすることができる」ことです。

ライン生産方式であれば、品目を変更する場合部品や治具を変更するために全体のラインをとめる必要があります。

セル生産方式の場合は、個別のセルによって生産を行われているため、別のセルで部品や治具を変更していても残りのセルでは生産を継続することができるのです。

 

おわりに

ライン生産方式、セル生産方式についてご説明しました。

 

簡単にまとめると、

ライン生産方式とは、生産ライン上にある各作業ステーションに作業を割り付け、ライン上を品物が移動するにつれ加工が進む生産方式のこと。

 

セル生産方式とは、L字型やU字型のラインを使用し、セル単位で行う生産方式のことです。

 

ライン生産方式とセル生産方式の違いとメリットは、以下です。

 

ライン生産方式

業務内容:少ない

作業場所:ベルトコンベヤー前の所定の位置

人数:多い

ロット:少品種多量生産向き

 

ライン生産方式のメリットは、「スキルの教育コストを抑えることができる」ことです。

 

セル生産方式

業務内容:多い

作業場所:所定の位置、もしくは適宜移動

人数:少ない

ロット:多品種少量生産向き

 

セル生産方式のメリットは、「生産ラインを止めることなく、多品種少量生産をすることができる」ことです。

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