品目には、文字列で指定する仕様と数値で指定する数値仕様を設定できます。仕様、数値仕様は複数存在します。

例としてガラスの板を想定した場合、仕様1は材質、仕様2は色、仕様3は模様、数値仕様1は長さ、数値仕様2は幅、数値仕様3は厚さとして用います。

(例)仕様1(材質)=ガラス#02   仕様2(色)=青 仕様3(模様)=格子
 仕様4(裏の模様)=平板 数値仕様1(厚さ)=5mm
 数値仕様2(幅)=900mm 数値仕様3(長さ)=1800mm
ここで指定された各種仕様は以下の2つに影響します。

①段取り時間
  仕様1段取りテーブルから段取り時間を求めるときに、前品目と後品目に設定されている仕様1の値を参照して、前品目の仕様1の値と後品目の仕様1の値から仕様1段取りテーブルを参照して仕様1の段取り時間を求めます。仕様2,3,4についても同様です。

②資源の製造可能範囲
 ある資源である品目が製造可能かどうかを判定するときに、その品目に設定されている仕様1の値が、資源テーブルの仕様1に指定されている値とのマッチングがとられます。仕様2,3,4についても同様です。

設定する仕様が数値の場合は、数値仕様を使用します。資源テーブルの数値仕様1は範囲を設定しますので、範囲でマッチングをします。数値仕様2,3,4についても同様です。