生産スケジューラのAsprova
 

生産スケジューラAsprova(アスプローバ)とは

第四回 2007年10月

Asprova活用研究会 第四回 2007年10月

2007/10/12に、第4回となるAsprova活用研究会を開催しました。
今回の活用研究会は、パナソニックエレクトロニックデバイス様のご好意で、 パナソニックエレクトロニックデバイス様の工場にて開催しました。

参加メンバー

パナソニックエレクトロニックデバイス 株式会社澤村様
天本様
高橋様
原田様
浅川様
秋野森様
佐田様
株式会社 浦和製作所森谷様
坂本様
株式会社 木原製作所荒井様
姜漢様
ポップリペットファスナー 株式会社加瀬様
東和薬品 株式会社森様
福井様
 
アスプローバ高橋
田中
荻田

デバイス事業におけるAsprovaの取り組みについて (発表)

パナソニックエレクトロニックデバイスの澤村様から、デバイス事業におけるAsprovaの取り組みについて発表して頂きました。

同社では、
  ① 受注情報から紐付きで、製造も部材調達も実施できるようにする
  ② 受注変動に強くなるよう、納期からできるだけ短いリードタイムで製造する
  ③ ボトルネックの稼動を上げる
を実現するための取り組みについて、これらが目標となった背景、実際のAsprovaに関連する取り組み、そして、Asprovaで計画を作成する際に肝となる計画パラメタの基本的な考え方について、ご説明して頂きました。
計画パラメタの説明では、目標の②と③を実現するために取り組まれた、JIT(Just In Time)を考慮したネック工程中心のスケジューリングについて、試行錯誤の過程や背景なども説明して頂きました。内容がとても高度で、且つ、非常にわかりやすい発表でした。


発表後には、Asprovaの導入活動についてご質問が挙がりました。

参加者A
 「マスタデータが実際とギャップが大きくて。どうやって収集活動しましたか。」
澤村様
 「マスタの管理に問題があるのか、実績管理に問題があるのか、このような問題点や情報を見える化して、全員で共有します。
あと、このような活動について、工場トップの方にも理解して頂いて、活動できたもの大きなポイントでした。」

参加者B
「すごく高度な内容でした。今の段階にいたるまでにどれ位かかったのでしょうか。また、ポイントなどはありますか。」
澤村様
「まず、システム側が現場に入り込んで、要件について現場の方に承認を得るようにしました。そして、少しずつ理解して頂く活動を2004年頃から始めました。
それと、現場にキーマンとなる方、業務改革できる方を入れることが重要です。」
「Asprovaについては、いかに基本機能を使って理想の計画に近づけるか、で、試行錯誤を繰り返して、形になってくると現場の人の反応が変わりました。」

Asprovaの導入では、工場トップの方から現場の方まで、理解を得て、協力し合う、情報を共有・見える化することが重要です。

また、他の方から以下のご質問があがりました。

参加者C
「発表の中でネックについての説明がありましたが、ネック工程が2つある場合は?」
澤村様
「徹底的に実測して、本当にネックな方を決めます。設備の能力が低いだけでなく、停滞時間が重要で、データが収集できていないことがあります。」
「実測したら、プロトタイプで各工程ごとにスケジュールして評価して、ネックを捜します。結果をその結果を現場の方に説明して、理解を得ました。
「実際、今までネックと言われていた工程とは別の工程がネックでした。」

ネック工程を特定する際も、情報を見える化して理解を得ることが重要です。

パナソニックエレクトロニックデバイスの澤村様には、すばらしい発表と質疑応答をして下さいまして、誠にありがとうございました。


Asprova APS 新機能のご紹介

Asprova APS Ver.5.0.1からVer.5.1.1までの主要な新機能
  ・ウィンドウ連携機能を追加しました。ドラック&ドロップで簡単に連携できます。
  ・割付け停止機能で対象作業に自動スクロールするようにしました。
  ・品目クラスに、「紐付け時作業出力指図ソート式」、「紐付け時作業入力指図ソート式」プロパティを追加しました。
などについて、デモンストレーションを交えてご紹介しました。

その他の新機能・過去の新機能はこちらでご覧頂けます。


式活用方法

今回は、Asprovaを使いこなす上で重要な式について、
  ・ガントチャートのバー表示色を仕様に合わせて、バーを青色の濃淡で表示
  ・在庫グラフの文字列を金額で表示
  ・言語切り替えと同時に金額の表記を"\"から"$"に切り替え
  ・オーダ数量に応じて、使用指図の資源を割り振り、割り振られた使用指図の歩留まり率で、製造数量を計算
など、デモンストレーションにてご紹介しました。

デモンストレーションでご紹介した機能は、式ハンドブックに記載されています。
Asprovaのインストーラに式ハンドブックのPDFが入っていますので、ぜひご参考にしてください。

◎式活用方法の抜粋

ガントチャートのバー表示色を仕様に合わせて、バーを青色の濃淡で表示

ディスカッション

今回のディスカッションでは、参加者の皆様がお持ちの問題点・疑問点・質問などをあげて頂きました。

皆様からのご意見は、
  ・製造BOMの資源の切り替えに関するご質問
  ・AsprovaのGUIでのコピー・ペーストについてのご要望
  ・最適化ロジックの割り付けについてのご要望
  ・式を記述する際の困っている点
など、日々Asprovaを運用している中で、また稼動に向けた作業中に直面している貴重なご意見を頂くことができました。

頂いたご意見などは、今後の機能開発の際に考慮させて頂きます。

また、現在Ver.9をお使いの方からは、今回の研究会に参加して、
  「今回拝見した機能も使えそうなので、APSに移行したい。」
とのことでした。
ユーザページのダウンロードには、移行キットが用意されていますので、是非ご参考にして下さい。

( ホームページからダウンロードできる資料は、こちらから一覧で確認できます。 )