生産スケジューラのAsprova
 

生産スケジューラAsprova(アスプローバ)とは

第二回 2007年02月

Asprova活用研究会 第二回 2007年02月

2007/02/09に、第二回となるAsprova活用研究会を開催しました。
今回のAsprova研究会では、以下の内容についてご説明や議論を行いました。

参加メンバー

パナソニックエレクトロニックデバイス 株式会社澤村様
伊藤様
株式会社 浦和製作所森谷様
坂本様
ぺんてる 株式会社斉藤様
ファナック 株式会社奥様
川崎重工業 株式会社清水様
アムコー岩手 株式会社阿部様
株式会社 ユーシン小澤様
 
NECネクサソリューションズ 株式会社笠原様
 
アスプローバ高橋
田中
荻田

Asprova APS 新機能のご紹介

Asprova APS Ver.4.1.1からVer.4.2.0までの主要な新機能
  ・使用指図バー文字が右隣の使用指図バー文字が空なら表示できるようにした
  ・計画パラメタに「ディスパッチング順で並べる」プロパティを追加した
  ・計画パラメタに「ユーザ指定最遅終了日時」プロパティを追加した
などについて、デモンストレーションを交えてご紹介しました。


Asprova APS ノウハウ

Asprova APS の計画パラメタの組み方について、デモンストレーションなどを交えてご説明しました。
  ・デフォルト計画パラメタのコマンドの構成確認する
  ・絞込みのやり方や注意点
などの基本部分に少し触れた後に、良くある計画パラメタの組み方として、
  ・バックワードからフォワードに押し返す
  ・ディスパッチング順で並べる
  ・在庫有効期限切れを補充する
といった例を取り上げ、今回新機能でご説明した機能をあわせて、計画パラメタの例をご説明しました。
さらに具体的な例として、あるユーザ様の計画パラメタを例に挙げて、その背景や計画パラメタの構成のご紹介をしました。

また、今回は、Asprovaの販売特約店であるNECネクサソリューションズの笠原様から、計画パラメタの有効な利用方法についてご紹介頂きました。ありがとうございました。


ディスカッション

Asprova APS ノウハウで今回取り上げた題材が「計画パラメタ」ということで、今実際に運用で使用している計画パラメタに関して、
  ・どのような設定や組み方になっているのか、その理由
  ・どのような点で苦労しているか
について、意見を交換しました。

基本的な計画パラメタの構成を利用されている方、計画パラメタを複合して高度な計画パラメタを利用されている方と様々なようでしたが、資源評価(重み)の使い方について苦心されている場合が多いようで、「負荷オーバーした作業を代替資源に振り分ける」という話題について、

 参加者A:
  「実は同じ要望があって、重みをいろいろと調整してみたのですが、上手く行きませんで
   した。どう実現したんですか?」
 参加者B:
  「Asprova APSの資源評価で、追加評価式を使って"納期を越えて割り付けようとしてい
   るなら、代替資源に割り振る"という条件式を追加しています。」
 参加者A:
  「なるほど、このような条件式を使えばうまく行きそうです。」

と、ディスカッションを通して、以前から課題になっていた部分の解決の糸口を掴まれた方がいらっしゃいました。
さらに別の参加者の方からは、

 参加者C:
  「うちでは一度割り付けた結果をガントチャートでみて、代替資源に振り分けたい作業な
   ら仕様に値をセットして、もう一度割り付けています。これでも上手く行きますよ。」

と、他の対処方法をご紹介頂きました。
"負荷オーバーしたら代替資源に割り振りたい"というケースには、追加評価式を利用して自動で振り分ける方法と、計画担当者の方の確認を入れて割り振りを仕様で指定する方法がディスカッションで挙がりました。運用の仕方が異なりますが、どちらも有効な対応方法です。
また、

 参加者A:
  「品目の切り替えを少なくしたいので、まとめたいが、まとめすぎはかえって良くないの
   で、その辺のまとめ方が難しいです。」
 参加者B:
  「最適化オプションの並び順だとまとまりすぎることもあるので、まとめすぎないような設
   定が必要。」
 参加者A:
  「まとめ方については、最後には人の判断が必要になるでしょう。」

と、まとめ方の問題についての意見がでました。
Asprova APS ノウハウで紹介した、「一度最適化オプションで割り付けた後で現場の方がチェックし、入れ替えをしたい一部分の作業に順番を設定してから再度割り付ける」を参考にして頂けることでしょう。
さらに、

 参加者C:
  「製造のモノづくり改革として在庫削減=生産リードタイム削減、納期遵守率向上へむけ
   た道程の過程としてまとめ生産があり、最適化オプションの"しきい値"を段階的に小さ
   くすることで計画をまとめすぎないようにし、現場がその計画で製造できるようになれば、
   まとめない生産・在庫削減=生産リードタイム削減が出来るようになると思います。」

のようなご意見もありました。
Asprovaを計画作成と同時に現場改善のツールとして利用していくという、より高度な活用方法だと思います。


ディスカッションでは上記以外にも参加者の皆様から多くのご意見や現状の課題などを挙げて頂き、それらについての意見交換や、"うちではこうやっているよ"という方法をご紹介頂くことができました。

参加者の皆様には、活発な発言、また、対応方法や計画パラメタをご紹介して下さいまして、ありがとうございました。とても有意義なディスカッションを行うことができました。


Asprova APS ノウハウ Vol.2の目次

・計画パラメタのコマンド構成の基本
  ・計画パラメタとコマンド
  ・デフォルト計画パラメタでみる基本的なコマンド構成
  ・オーダ絞り込み・作業絞込み
    ・オーダ絞り込みで特定のオーダを割付ける
    ・作業絞込みで特定の作業を割付ける
    ・複数の計画パラメタを複合させる
    ・複数の計画パラメタを複合させる際の注意点
よくある計画パラメタ例
  ・バックワードからフォワードで押し返す
  ・部品の工程はフォワードで製品工程はバックワード
  ・受注オーダ、購買オーダを製造に合わせてバックワードで割付け直す
  ・直近計画のみフォワードで割付け直す
  ・期間まとめ
  ・前工程の作業の日時順に後工程を割付ける
  ・同一仕様を優先して割付ける
  ・離れた工程で割付け資源を指定する
  ・リスケジュール後に指定期間内の作業を指示済みに変更する
  ・使用する原料を切り替える
  ・在庫有効期限で不足した数量分のオーダを補充する


Asprova APS ノウハウ Vol.2の抜粋